ヴラドの奮闘日記

現代日本に蘇ったドラキュラ【ヴラド・ツェペシュ】が、時代とのギャップや人間関係に日々悩みながらも奮闘する姿を、自ら書き下ろしたノンフィクション?ブログです。

第11夜 【ドラキュラの能力編】後半

2005-09-17
私には、大親友のマスターにも話していない、いくつかの秘密の力がある。

ドラキュラとしての、封印しているいくつかの能力が…。

現代の領主になる為には、いずれか使わざるを得ないとは思っていた。

少々早い気もするが、プライドに火をつけられたら致し方ない。

山田マネージャーのような人間にも、このような能力があるのなら私も負けてはいられない。

「マネージャー、今度は私がやってみるとしよう」

「えっ?もう少し、私のやりかたをを見てからの方がいいような気もしますが、…そうですね。場数を踏んだほうが覚えますからね。じゃ、私がフォローしますからやってみましょう」

暫らく人の流れを見ていたが、横断歩道を渡ってくるceleblityな若い女性に狙いをつけた。

「あの女性にしよう」

「ちょ、ちょっと待って下さい。ヴラドさん。あれは、だめですよ」

「ん?何故だ」

「確かに綺麗な娘だし、店に入れば1ヶ月もしないうちに容姿だけでもNo.1になれるでしょうが、レベルが高すぎる。どこかの令嬢でしょう。水商売は絶対やらないし、お金にも困ってない。僕の経験から言わせて貰うと…あれ?…ヴラドさん?ちょ、ちょっとブラドさん!」

山田マネージャーの話を遮り、彼女に向かって進んだ。

彼女が横断歩道を渡りきったところで声を掛けた。

普段、私の目は海のように深いブルーだが、彼女に声を掛ける瞬間、それは深く赤い鮮明な『血』の色に変化し、そして光った…。

「Bună ziua!…Încântat de cunoştinţă.」

一瞬、彼女と目が合った。

彼女はこう言う事に慣れているのだろう、またかと言う風に一瞥しただけでそのまま通り過ぎようとした。

山田マネージャーがほら見たことかと、ほくそえんだ。

その瞬間…。

彼女が立ち止まった。

「……」

そして、ゆっくり振り向いた。

「…はい。…こんにちは」

彼女の瞳は既に潤み、憂いに満ちていた。

「…なんなりとお申し付け下さい。伯爵様…」

私の瞳には物を見ると言う以外に、獲物を捕らえる

『食指』としての機能がある。

私の赤い瞳を見たものは、私の全てを理解し、そして生血を捧げたくなる。

生血を啜れば、永遠に私の下僕として仕える事になる。

現代に転生してからは、生血を吸う事を封印しているのでそれはしないが、それでもある程度の従束力はある。

余談だが、この力は一般的に若く美しい女性に対してしか使えない、等と間違った情報が伝えられているようだがそうではない。

人間であれば、誰に対しても使える。

男性であろうが、お年寄りであろうが…。

ただ、あまり使いたくないだけである。

「私の可愛い僕よ。今後は私が願う事をを忠実に守りなさい。…出来る範囲でいいから」

あまり、彼女の人生を狂わせてはならないので、最小限に留めておこう。

この後のやりとりは、山田マネージャーの悪夢でも見ているかの表情で分かって貰えよう。

…目は皿のように丸く、あごは引力に逆らえず落ちていた。

「では、明日!」

「じゃーね。ヴラちゃん!」

明日の面接を取り付け、彼女とは別れた。

その後も、尻尾を振る犬のように着いて来る山田マネージャーを従え、21人の面接予定を取り付けた。

…これは、後で聞いたがTIグループの過去最高記録だったらしい。

ここまでの一部始終を、ビルの陰からずっと見ていたひとりの男がいた。

「とうとう、見つけたぞ…」

次回、第12章(田中一郎編)をお楽しみに♪

この記事へのトラックバックURL

http://blog.zmapple.com/user/blueberry/blueberryblog/cwtb.cgi/3027
この記事へのコメント
Copyright(C) 2005 BlogMaster - Powered by PwBlog -. All rights reserved.
人妻 パラダイス人妻 告白メル友 募集出会 系出会 サイト出会い出会 喫茶無料 出会sm ボンバー援助 交際 メル友人妻出会 系 サイト不倫 してみませんかセフレ出会 ステーション知合い 人妻不倫セックス フレンド出会 掲示板